『フルーツバスケット』の主人公である本田透は一見普通の女子高生。そんな彼女が草摩と関わり、多くの影響を与えていく内容になっています。今回は主人公の本田透について魅力を紹介していきます!
目次
主人公の本田透とはどんな女の子なのか
『フルーツバスケット』の主人公である本田透は海原高校に通う普通の女子高生です。性格はすこしズレているところがありますが、お人好しで天然な性格の持ち主。そんな透は両親を亡くしており、父方の祖父と同居をしています。そのため、祖父に金銭的に負担をかけまいとアルバイトで学費と生活費を払う真面目で直向きな所も透の魅力の1つではないでしょうか。
主人公なのにテント暮らし!?
透がテント暮らしをするきっかけは、祖父と同居する家が改修工事をすることになったからです。改修の間、祖父は娘夫婦の元で暮らすことになりましたが、透は行くところもお金もないため、改修工事が終わるまで小山でテント暮らしを決意します。
透と草摩家との出会い
そんなテント生活をしている最中、透はクラスメイトで王子と呼ばれる草摩由希と草摩紫呉と遭遇します。実は透が立てたテントの敷地は草摩家の土地内だったのです。慌てる透に追い打ちをかけるようにテントが崖崩れでなくなり、いよいよ窮地に陥る透。見かねた由希は改築工事が終わるまで自分の家で住むように提案。ここから透と由希、紫呉、夾たちと同居生活が始まります。
透と共に暮らす草摩由希、紫呉、夾について
由希にピンチを救ってもらい、なんとか住まいを確保した透。由希以外にも2人の草摩家の人間と共に住むこととなります。一人が草摩夾です。夾は由希をなにかとライバル視している男の子。元々別の場所で暮らしていましたが、透たちと同じ高校に通うことが決まり、紫呉の家に居候することとなりました。そして夾と由希の保護者代わりをしている草摩紫呉。透が居候する家はもともと紫呉の家で、実は由希も以前から居候していたのです。
草摩家が抱える十二支の呪い
透が居候したことで重大な事実が発覚します。草摩家には異性に抱きつかれると十二支の動物に変身してしまう「十二支の呪い」を持っていたのです。ちなみに夾は猫、由希は鼠、紫呉は犬に変身してしまいます。この呪いは何百年前から草摩家に続くもので、十二支になるのは草摩家でもごく僅かな人間だけ。この呪いのせいで草摩由希をはじめ、十二支の呪いを抱える草摩家の人々は心に大きな傷を抱えていたのです。
透の魅力とはそっと心に寄り添う優しさ
呪いで心を閉ざす草摩家の人々に優しく寄り添う透。そんな透の魅力がわかるシーンを1つ紹介します。由希は呪いのせいで小さい頃から他人と距離を置いていました。そのため自分の「優しさ」は人から好かれたい、見返りほしさで提供していると透に告げます。透は由希に対し、由希のマイナスな気持ちを否定せず、受け止められるような言葉を返すのです。透がそっと伝える言葉は『フルーツバスケット』の魅了の1つと言えます。
疑うよりは信じなさいって お母さんが言っていました 人は良心(やさしさ)を持って生まれてこないんだよって 良心は体が成長するのと同じで 自分の中で育てていく心なんだ…って だから人によって良心の形は違うんだ……って
主人公・本田透の声優は堀江由衣さんと石見舞菜香さん!
まず2001年に『フルーツバスケット』がアニメ化された際は声優の堀江由衣さんが透の役を演じました。堀江由衣さんはフルバ以外にも『化物語』の羽川翼役など演じています。一方、2019年からリメイクされたアニメでは石見舞菜香さんが担当しています。石見舞菜香さんは『さよならの朝に約束の花をかざろう』のマキア役などを演じています。
フルーツバスケットの主人公本田透の魅力のまとめ
『フルーツバスケット』の主人公である本田透について紹介しました。両親を亡くし、直向きに生活する透は普通の女の子。呪いのせいで自分でも認めたくない、醜いと思う姿を受け止めてくれる透は十二支にとってかけがえのない存在なのではないでしょうか。一人でも自分を受け止めてくれる人がいると思うと力にもなりますよね。