2019年冬から放送されているrevisionsリヴィジョンズ。300年以上先の未来へ渋谷ごとタイムスリップした世界でのパニックとリヴィジョンズとの闘争を描いた「青春"災害"群像劇(ジュブナイルパニックアンサンブル)」です。そのタイトルにもなっている主人公たちと敵対する組織、リヴィジョンスについて紹介したいと思います。
目次
【revisionsリヴィジョンズ】渋谷転送後に現れる謎の怪物!?
渋谷転送後に主人公たちを襲う謎の怪物。4足歩行にして生身の身体と機械が融合したバケモノ。主人公の大介らを襲撃し、第1話にして女子生徒が握りつぶされて死亡する衝撃のシーンで渋谷転送後の物語は始まります。非常にショッキングな登場シーンですが、他の生徒らは殺さずに回収しているため、本当に力加減を間違えた可能性、あるいは絶望を煽る演出の都合?でこうなった可能性があります。
【revisionsリヴィジョンズ】リヴィジョンズの尖兵、謎の怪物『シビリアン』
四足歩行で不気味な仮面をつけたような怪物であり、リヴィジョンズの機械兵器です。巨体でありながらその動きは俊敏で、背中に人間捕獲用のバイオケージを搭載しています。ただし、知能は殆どありません。一応モブ兵隊ですが、こちらの戦力でまともに戦えるのはストリングパペットくらいであり、数も多いことから渋谷区民にとっては絶望的な存在です。
リヴィジョンズの正体
『シビリアン』は市民。その名が表すように、シビリアンの正体は人間。世界を滅ぼした悪性ウイルス、RVウイルスのパンデミックにより感染した人間は全身が肥大化し知能は低下しやがて細胞は死滅して死に至ります。そのウイルスに対抗するべく、機械の身体と融合し、正常な人間を捕獲しその細胞を取り込むことによって病魔の進行を遅らせています。ゾンビ映画に出てくるゾンビが機械で強化されたみたいなもの。
リヴィジョンズと敵対する組織『アーヴ』
主人公たちの前に現れたミロが所属する組織がリヴィジョンズの対抗組織である『アーヴ』であり、元々人間同士だった彼ら敵対する理由は、RVウイルスに感染した人間が生き残るために正常な人間の細胞を必要とした=正常な人間を捕獲し犠牲にしたからで数多くの人間がリヴィジョンズによって犠牲になったという背景があります。アーヴとリヴィジョンズの戦力差は絶大であり、今まで1億もの人類が犠牲となっています。その反撃の手段としてストリングパペットが開発されました。
【revisionsリヴィジョンズ】リヴィジョンズの目的とは一体何なのか?
リヴィジョンズによる渋谷転送の目的は?
主人公たちが300年以上先の滅びた未来へと連れてきた張本人たちです。リヴィジョンズは肉体が変異し死を免れない状態であり、生きながらえるためには抗体を持つ正常な人間の細胞を必要としています。そのために渋谷転送を引き起こしました。
渋谷区民と交渉するリヴィジョンズ
リヴィジョンズは区長の牟田に取り入ることで、特定の人物を過去に返すという名目でストリングパペットともども引き渡しを提案します。しかし、リヴィジョンズの目的は材料の確保であったことから、その提案は嘘。最初から約束を守る気はなかったようです。
リヴィジョンズの最終目的
リヴィジョンズの最終目的は人類がRVウイルスのパンデミックに至らないようにすること。過去を改変し人類を救済することを目的としており、過程はどうであれその目的は敵対するアーヴにとっても決して悪いものではないように思えます。チハルらが目論むリヴィジョン計画はパンデミックの発生源と2338年を入れ替えて固定することで人類破滅の未来を改変しようとしました。しかし、アーヴはそれを材料確保目的の計画としてみていました。
アーヴの対応は?
アーヴはリヴィジョン計画を察知し、その未来予測では人類破滅の未来は回避できないとされていました。しかし、アーヴはその計画をあえて見逃し、対リヴィジョンズ用の兵器であるストリングパペットのテストに利用し、そのテストパイロットに選ばれたのが大介ら五人の高校生でした。つまり、渋谷の人々からすれば完全なとばっちり。
【revisionsリヴィジョンズ】所属メンバーの紹介!
チハル・イスルギ
リヴィジョンズのメンバーでありムキューの双子の妹。本来の身体はRVウイルスに感染し、機械と融合することで生きながらえており、交渉の際には2017年の風俗をベースに作られたコミュニケーションボディを使用します。
ムキュー・イスルギ
毒舌ゴスロリファッションのコミュニケーションボディでチハルの双子の姉。チハル以外にはド辛辣で冷徹で身勝手な性格。それは渋谷漂流でやってきた人々以外でも例外ではなく、自分より少し階級の低いニコラスに対しても侮蔑の目を向けています。
ニコラス・サトウ
可愛らしいぬいぐるみのコミュニーションボディでありながら、ダンディボイスのメンバー。飄々として食えない性格をしています。大介とは何やら親近感がわくようで時々ちょっかいを出しています……実はこの作品における重要キャラクター。掴みどころのない性格ですが、実は利己的な内面を抱えており、主人公の堂島大介とはシンパシーを感じている部分もあります。
【revisionsリヴィジョンズ】リヴィジョンズまとめ
今回はリヴィジョンズにおける主人公たちと対立する組織であり、タイトルにもなっているリヴィジョンズについて紹介しました。このアニメは序盤から伏線を張りつつ、パニック映画の焦燥感と主人公の幼稚さにイラつかせられる作品です。しかし、そんな展開にも意味はあり、終盤にかけての盛り上がりは非常に面白い作品です。最後まで見ればこの作品の評価は間違いなく変わることでしょう。是非最後まで見てください!