人間離れした戦闘力と多くの逸話で、CCG最強と謳われる特等捜査官・有馬貴将。過去の経歴や意外な趣味、白髪の理由と隠され続けてきたその正体など。謎多き有馬について、考察や明らかになったことを徹底解剖してみたいと思います。
有馬貴将のプロフィール
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
有馬貴将は、CCG(喰種対策局)に所属する特等捜査官の一人。2月20日生まれのいて座で、血液型は不明、身長は180cmで体重82kgです。戦闘力の高さからCCG最強を謳われ、数多くの逸話を持つ”CCGの死神”と恐れられており、少年期の時点ですでにエリート捜査官。
意外と謎が多い?
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有馬は感情を現すことがほぼなく、必要最低限のことしか話さないため、その心の内を図り知ることはできません。また素性には不明な点が多く、喰種組織「V」や白日庭との関わりが示唆されるなど、作中でも特に謎の多い人物です。
華々しい経歴
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有馬は、CCG総議長・和修常吉に見出されてCCGに入局し、高校生の頃にはすでに任務に就いていました。新人時代から天才と称され、16歳で三等捜査官に就任しており、四方蓮示の姉を討伐。17歳で美容師の喰種とランタンを討伐し、ヤモリに深手を負わせています。
この時から最強の名を欲しいままに!
この当時から、30体の喰種相手に一人で無双するほどの実力を持っていた模様。さらに、二等捜査官になっていた19歳の時、SSレートの隻眼の梟(芳村)の撃退に成功します。最年少で准特等捜査官に登りつめ、平子丈とコンビを組み、四方・ウタ・芳村と戦闘しました。
20代で特等捜査官に!
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25歳の時には、亜門鋼太朗の回想により、対策Ⅰ課に所属していたことが確認されています。28歳の時に平子が上等捜査官に昇進し、コンビが解消されることに。そして29歳の時、圧倒的な力を持つ特等捜査官として、本編に登場することになります。
最強と云われる所以
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左右の手で別々のクインケを自在に扱える芸達者であり、新人時代にSSS級レート喰種「隻眼の梟」の撃退に貢献するという手柄を上げる。「梟」戦では貴重な強力クインケを惜しげもなく使い捨て、瞬時に別のものに切り替えながら戦っており、新人時点で既に冷静な状況判断力と思い切りの良さを兼ね備えていることが伺える。
集団戦にも長けている
個人戦だけでなく、部下への的確な指示による集団戦にも長けている。ウタの回想ではピエロに関わる喰種を探し4区に来た捜査官達の班長として登場。姉の復讐に燃える四方と互角以上に戦い、あろうことか戦闘中に部下(平子)の訓練を行っていた。
有馬のクインケ
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「ユキムラ1/3(甲赫)」CCGより支給され、高校生時代に使用。JACK]で登場している。レートはB。平子に譲られ、後にハイセが使用している。
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○IXA(イグザ)(甲赫)レートS+のクインケ。ランスモードでは攻撃、シールドモードでは強固な防御を担うバランスの良い変形ギミックを持つクインケ。ただし、防御壁をムカデに損傷させられたためか隻眼の梟戦では使用していない。遠隔起動で手元から離れても遠隔操作出来る等、非常に便利なクインケ。
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ナルカミ(羽赫)IXAと同じくレートS+のクインケ。 ヨモの姉(トーカ、アヤトの母)から作られた。凝縮されたRc細胞が「バチチチ」という擬音とともに雷のように放たれる。11区のアオギリ掃討作戦での篠原のセリフから遠距離狙撃が可能のようだ。また、モードチェンジでレイピアのような形状になり、近距離戦にも対応可能。
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フクロウ(羽赫)レートSSSのクインケ。当時、19歳の時に芳村の右腕から作ったクインケ。コクリアでハイセ(カネキ)を迎え撃つ際に初めて実戦で使用。未だ未知数の力を秘めている。
有馬貴将の人気の秘密
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イケメンキャラの多い東京喰種の中で、眼鏡が似合うイケメンとして人気の高い有馬貴将。もちろん人気の高さの理由には、そのルックスだけでなく、多くの魅力が隠されているということがあります。
死神と呼ばれる
戦闘スタイルは左右の手でクインケと呼ばれる武器を自在に操り、クインケを使い捨てながら戦うスタイルです。異例のスピードで特等捜査官にまで昇進しました。その化け物じみた強さから、いつしか有馬は「死神」と周囲から囁かれるようになりました。
天然・・・?
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4コマ漫画にもあるように会議室の机の上で戦闘を行おうとしたり、クインケがなかったからという理由でたまたま持っていた傘で喰種を討伐したりと、他にもいろんなエピソードがあります。このように常人とはずれた天然なところがある有馬。並外れた強さとのギャップがあって、イケメンなのになんだか可愛いというファンの声も!
有馬と佐々木拝世との関係
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梟討伐掃討戦で出会ったカネキに後継者の素質を見いだし捕獲。記憶を失ったカネキに佐々木琲世と名付けて部下に置き、裏では自身の戦闘技術を拷問的に体得させた。
お父さん役?
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多忙の身ではあったが本を返す口実に佐々木に会おうとするなど親心を示し、彼から「お父さん」として慕われていた。また誕生日にはネクタイピンをもらう。
有馬VSハイセ
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流島上陸戦では本土に残り、佐々木と零番隊を率いてコクリアを防衛する。侵入した四方蓮示を追いつめ、反乱を起こした佐々木と対峙し初めて敗北に喫する。佐々木の成長とカネキの能力を認め、彼の殺害への意思がないと知ると自ら動脈を切り自害。死ぬ間際にCCGの真実と白日庭の秘密を伝え、自身を殺したのが佐々木とし、「息子」の腕の中で息を引き取った。
有馬の驚愕の正体
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アオギリの樹のリーダー隻眼の王。喰種を殺し続け、奪うばかりの人生に絶望していた有馬はエトと出会う。討伐前にこのくそったれ世界を滅茶苦茶に直してやりたいという彼女の言葉に感銘を受け、エトと手を組み共にアオギリの樹を設立。
有馬が王になった経緯
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有馬を殺した喰種が存在すれば喰種達の希望になることを前提に仮初の隻眼の王に即位。組織運営はエトとタタラに任せ、捜査官として活動する裏でアオギリの樹にCCG内の情報を流していた(Vの家族構成やRc含有液、検査ゲート等は有馬が情報を流していたと思われる)。
自分を殺せる可能性を持つカネキ
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そして梟掃討戦で自分を殺せる可能性を持った喰種=カネキを見つけ捕獲。誤算で記憶喪失になったものの有馬とエトの期待通りにカネキは有馬を破り、部下の平子に彼の幇助を命じ死神と呼ばれた悲しくも壮絶な有馬の人生は幕を下ろした。
受け継がれる遺志
誰よりも人間と喰種が共存できる世界を望んだ彼の遺志は金木研、平子丈含める零番隊に受け継がれた。尚、アオギリの樹は流島編でほぼ壊滅し生き残った喰種達は黒山羊に加入している。
有馬の正体を知っている者達
有馬の正体を知っている喰種はエト、タタラ、ノロ(14巻)の三名。CCG内では平子と零番隊の子供達。有馬は宇井や ハイル、富良など多くの捜査官達から慕われていたが、その中でカネキを託し真実を打ち明けた人間の捜査官は平子のみである。言葉少なくとも二人の信頼関係は確かなものであったといえる。(逆に組織内で心から信用できたのは平子だけで、長年の友である富良は妻子持ちで部下の宇井は後に旧多との密約を交わした事から人選は正しかった模様)
白紙の遺書
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東京喰種123話では、喰種捜査官が遺書を書くシーンがあります。その中で、有馬は白紙の遺書を提出していました。そんな有馬でしたが、死の間際には「奪うばかりの人生だったが、なにか残せた気がする」と言っています。死神と呼ばれ、たくさんの命を奪った半人間の有馬貴将ですが、その心は紛れもなく人間そのものでした。
V−14の謎
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14巻の梟討伐戦では地下V-14で待機し逃走した喰種を全滅させる任務を受けていた有馬。しかし、彼には不審な点が幾つか存在する。隻眼の梟の出現は全捜査官達を驚愕させたが、一体梟はどこを通って偽者の梟の救出に現れたのか。 町は大量の捜査官が包囲し、地上を飛べばすぐに発見されてしまう。そこで残るのが地下ルート。 有馬が待ち構えていたV-14である。
宴戯(えんぎ)
有馬は単独任務で、0番隊メンバーは各自部隊に散っていたのでV-14にいたのは一人。(もし二人が内通していたら、隻眼の梟が捜査官達の目を掻い潜り素早く現場に駆け付けたのも合点がいくのである。)有馬と隻眼の梟は対峙し、戦闘は凄まじかったが梟の目的である偽者の梟の救出を見逃し事実上二人の討伐に失敗した。後々の梟の発言で有馬を「あいつ」呼ばわりしておりどこか親し気な間柄を感じさせる。ちなみにこの戦いのタイトルは宴戯(えんぎ)である。
隻眼の王
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有馬が前回戦った梟は偽者であり、隻眼の梟との戦闘は記録上ない。そして、有馬は梟の出身地とされる24区の捜査指揮を担当している。更に有馬は何故かカネキの名前を知っていた。これは誰から聞いたのか。カネキの正体を深く知る外部の人間及び喰種はアオギリの樹の上層部のみでCCGは情報を把握していない。(CCGが金木研=眼帯と位置付けたのは終盤)その真実は有馬が隻眼の王だからである。
V−14の真相
残り僅かな寿命の中で有馬は自分を倒せる喰種を探し、カネキに可能性を見いだして自らの手で教育する。その一方でエトは新たな半喰種を作るべく嘉納を呼び、そして赫者である実父に目を付け梟掃討戦に便乗して参戦。アオギリの樹が突然現れて亜門や滝沢のいる第四隊が壊滅したのは有馬が事前に部下達に情報を横流していた為である。タイトルの宴戯通り演技で二人は捜査官達を騙し、有馬は芳村確保の手助けをしたのがことの真相である。
まとめ
【有馬=金木の敵】実はVに所属しながら人間の味方である、Wスパイのような立場となればファンは浮かばれるかもしれないが、佐々木(金木)の敵であることは疑いようのない事実となってしまった。