数々の人気アニメーション作品を制作してきたことで知られるサイエンスSARUですが、今年2022年にサイエンスSARUのオリジナル作品である『ユーレイデコ』が放送されることはご存知ですか？サイエンスSARUは数々の人気作品を手がけている会社ですので、オリジナル作品である本作の放送を楽しみにしていたというファンの方も多いのではないでしょうか？そんな、期待沸騰中の本作『ユーレイデコ』ですが本作には数多くの「とある作品のオマージュ」が仕込まれているということに気づいたでしょうか？今回はそんな。本作に大きな影響を与えたと考えることができる作品について詳しく紹介していきたいと思います。
トムソーヤの冒険
本作に大きく影響を与えている作品の一つとして挙げられるのが『トムソーヤの冒険』という作品です。『ユーレイデコ』では本作に登場するキャラクターたちなどを彷彿とさせるような設定や場所が多く登場するすることとなります。
冒険活劇
それでは本作『ユーレイデコ』に大きな影響を与えている作品である『トムソーヤの冒険』とはどのような作品なのでしょうか？本作は簡単に言うと主人公トム・ソーヤと親友ハックのハックと共に冒険活劇を繰り広げると言う作品となっています。
トムソーヤ島
そんな、トムソーヤの活躍する作品である『トムソーヤの冒険』ですがなんと『ユーレイデコ』では、このトムソーヤの名前を冠した島が物語の舞台となっているのです。名前がそのまま「トムソーヤ島」なのが面白いところですよね。「本作はあの『トムソーヤの冒険』を意識していますよ！」と高らかに宣言してくれている作品であるということがわかると思います。
元ネタの『トム・ソーヤの冒険』の舞台を体験しよう！
そんな、本作でも特に重要な場所となっている「トムソーヤ島」ですが本作のトムソーヤ島の元ネタであるトムソーヤの冒険の舞台はどのような場所なのでしょうか？ちょうどトムソーヤの冒険の舞台を再現した「トムソーヤ島」は東京ディズニーランドでもパークの中に「トムソーヤ島」というそのままの名前で再現されています。元ネタのトムソーヤ島の雰囲気を味わいたいという方はぜひ東京ディズニーランドのトムソーヤ島を訪れてみてくださいね。
ハックとベリィの元ネタ？
そんな本作の舞台である「トムソーヤ島」の元ネタにもなっている『トムソーヤの冒険』ですが、実は本作に登場する主要キャラクター達の元ネタにもなっていると考えられているのです。
ハックベリー・フィン
というのも「トムソーヤの冒険」に登場するトムソーヤの親友として登場するハックルベリー・フィンという人物がいるのですが、このハックルベリーという名前を二つに分割するとハック（ル）とベリィという本作に登場する二人の主要キャラクターになるんですね。本作の舞台が『トムソーヤの冒険』から名前をとっていることからも、本作の主要キャラクターであるハックとベリィの名前も『トムソーヤの冒険』からとっていると考えることができます。
フィンもどこかで出てくるのか？
そんな、本作の主要キャラクターの名前の元ネタにもなっている「トムソーヤの冒険』の登場人物であるハックルベリー・フィンですが、ハックとベリィの他にもフィンという名前が含まれています。もしかしたら、フィンという名前のキャラクターも探偵団の一員として登場するかもしれませんね。
マーク・トウェイン作品へのリスペクト！！
そんな『トムソーヤの冒険』に対してリスペクト全開の本作ですが、本作が影響を受けた『トムソーヤの冒険』を生み出したアメリカを代表する小説家であるマーク・トウェインについて紹介していきたいと思います。彼の作品の描き方や思想も本作に大きな影響を与えていると思われますので、作者である彼についても詳しく調べてみましょう。
現代アメリカ文学の礎を築いた
マーク・トウェインはアメリカ文学の草創期に活躍した人物です。代表作の『トムソーヤの冒険』はこれまでのアメリカ文学とは異なり、アメリカ特有の表現が多く含まれており、彼の作品がのちのアメリカ文学の「アメリカらしさ」を作り出したのです。これらの業績から彼は「現代アメリカ文学の礎を築いた人物」と呼ばれています。
日本人が読んでも十分面白い！
そんなアメリカ文学を代表する名作であるマーク・トウェインの作品たちですが、その知名度ゆえ多くの作品が日本語訳され発行されており、近くの本屋でも気軽に買えるほど我々の手に届きやすい作品となっております。気軽に買うことができる作品であることは間違いないので、是非チェックしておきましょう！
続編も面白い！
『トムソーヤの冒険』はもちろん、その続編として書かれた『ハックルベリー・フィンの冒険』も簡単に購入することができますので、ぜひ読んでみてくださいね。特に続編は本作の登場人物の名前の元ネタにもなっているハックルベリーの物語ですので、『ユーレイデコ』に興味がある読者の方にはおすすめの作品です。
アメリカ合衆国のアイデンティティーとマーク・トウェイン作品
特にマーク・トウェイン作品は当時のアメリカを風刺するような描写が多く描かれており、当時のアメリカの状況や人々の生活を細かく勉強することができます。アメリカ人にとっても「古き良きアメリカ」を忠実に描いた作品なので、アメリカ合衆国のアイデンティティーを作った作品であるとも言えるのです。
本作はメタバースにおけるアイデンティティーとなり得るのか？
そんな、アメリカ国民にとってのアイデンティティーとなった『トムソーヤの冒険』ですが、本作もまた「メタバース空間での生活」の新しいアイデンティティーとなることを目指した作品なのではないでしょうか？
未知の空間にどのような日々が待っているのか？
本作の構成やキャラクター達は『トムソーヤの冒険』を参考にしているので、もし『トムソーヤの冒険』を完全にオマージュするならば『トムソーヤの冒険』と同じように「未知の空間で我々がどのように過ごすか？」という問いに対して何かしらの考えを訴えてくれるような作品とあるのではないでしょうか？
未知の世界での冒険！！
『トムソーヤの冒険』ではまだ開拓の進んでいないアメリカという広大な大地での冒険活劇が描かれていました。
アメリカ大陸とメタ空間
当時アメリカ大陸についてはまだまだ未知の領域が多く、その広大な大地での冒険活劇というのは非常に新鮮だったのです。その『トムソーヤの冒険』と同じく、本作もメタ空間という人類がこれまで踏み出したことのないような、まさに21世紀の新大陸であるメタ空間を舞台にした冒険活劇こそが本作『ユーレイデコ』なのです。
これからの世界を風刺する作品となる？
そして何よりも、『トムソーヤの冒険』とその続編の『ハックルベリー・フィンの冒険』はアメリカ社会に対する風刺も多くされていることで有名の作品です。本作も同じようにこれまでになかったメタバース空間での問題や現在のインターネットが普及した世界での問題点について風刺していくような作品となるのではないでしょうか？
ワクワクハラハラする冒険活劇に期待！！
とにかく本作は『トムソーヤの冒険』のようなワクワクハラハラするような作品になることは間違いありません！大人になっても楽しむことができる痛快な冒険活劇を見たいという方は是非とも本作を視聴してみてくださいね！
現代社会の新しい童話を目指せ！
このように本作はアメリカ文学史を代表する名著である『トムソーヤの冒険』から多くの影響を受けて作られた作品であると言えます。かつてトム・ソーヤとハックルベリー・フィンが冒険活劇を繰り広げた１９世紀のアメリカと同じように、２１世紀に突如として我々の前に現れたメタバース空間という未開の地を舞台にした冒険活劇こそが本作『ユーレイデコ』なのです。
メタ空間を一足早く体験しよう
そんな、チャレンジたっぷりの本作ですが、PVを見てみればわかるように特徴的な配色で描かれた少し不思議な世界観のトムソーヤ島を見ることができると思います。私たちのほとんどがいまだに経験したことのない最新テクノロージーの世界であるメタ空間がどのような場所なのか？また、その空間で私たちがどのような生活をする事になるのかという点を我々に提示してくれる作品となっているのです。
サイエンスSARUの初のオリジナル作品だからこそ見逃せない！！
そして何より本作は数々の名作アニメーションを制作してきたサイエンスSARUの初となるオリジナルのテレビアニメーションなのです。これまでの作品は原作ありきの作品でしたので、今回完全オリジナル作品としてサイエンスSARUの制作したアニメーションがテレビに放送されるわけですから、これは見逃す術はありませんよね！
まとめ
いかがでしたか？今回は『ユーレイデコ』に大きな影響を与えた作品であるアメリカの国民的文学作品『トムソーヤの冒険』とその作者についてまとめていきました。『トムソーヤの冒険』が描きたかったことや作品としての思想は本作『ユーレイデコ』にも大きな影響を与えていると思われますので、ぜひ元ネタの作品である『トムソーヤの冒険』にも目を通してみてくださいね！
