ジョジョの第6部が2022年1月にアニメとして登場します。第6部が他のシリーズと大きく異なる点としてシリーズ唯一の女性主人公というところが挙げられます。さらに言えば、本作はジョジョシリーズに置ける分岐点とも言える作品で、賛否両論ある作品ではありますが、キャラクターは他のジョジョシリーズに負けず劣らず立っています。そんな第6部の主要な登場人物を紹介していきたいと思います。
目次
登場人物その① 空条 徐倫
本作の主人公でシリーズ唯一の女性主人公。第3部の主人公である空条承太郎の娘ですが、作品開始時点では両親の離婚もあり疎遠となっていました。交通事故を起こした恋人の罪をその恋人と悪徳弁護士にハメられて殺人の罪を被ってしまい（実はその事故事態が徐倫を刑務所にぶち込むための陰謀）、グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監されてしまいます。しかし、その後父親の承太郎が徐倫を救出に来た事で、承太郎が過去の因縁に家族を巻き込まないために遠ざかっていたことを知り、徐倫を庇い記憶とスタンドを奪われた承太郎を助けるため、自ら刑務所に残る選択をします。スタンド能力は身体を糸にしたり、精神力を糸に変える『ストーン・フリー』。
空条徐倫はこんなキャラ！
当初は冤罪を吹っ掛けられて取り乱す年相応の女性でしたが、父親の承太郎との再開に加えて、承太郎の記憶とスタンドを奪われたことがきっかけでシリーズでも屈指の激強メンタルの持ち主へと変わります。スタンド能力は精神力を糸に変えるという能力で、能力自体は過去のシリーズの主人公に比べて弱い部類に入るのかもしれませんが、徐倫の強さはスタンドではなく、その精神力にあります。女性ながらシリーズ最強のメンタルを持つ主人公なのです。
登場人物その② エルメェス・コステロ
徐倫が収容されたグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監された女性。罪状は武装強盗。徐倫のペンダントを拾い、矢の欠片に触れたことでスタンド能力が発現します。実は再犯で収容されているも、エルメェスはある目的を持って刑務所に来ていました。それは姉のグロリアを無残に殺害した殺人鬼であるマックス・スピードに復讐を果たすためでした。スタンド能力は貼ったものを二つにし、はがすと破壊と同時に元に戻るスタンド『キッス』。
エルメェスはこんなキャラ！
姉の仇をとるためにあえて罪を犯し刑務所に収容される執念や、無理心中のスタンドを持つ相手にホカホカのパンティーあげて自殺を思いとどまらせるなど、義理堅く情に厚い、シリーズ屈指の漢気を持つ姉後肌のキャラクターで、復讐を終えたあとも徐倫に協力しホワイトスネイク（プッチ神父）を追い詰めます。
登場人物その③ エンポリオ・アルニーニョ
グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に住む少年。ホワイトスネイク（プッチ神父）にもその正体を知られておらず、仲間のウェザー・リポート、アナスイを徐倫に引き合わせつつ、随所で徐倫をサポートします。11歳の少年ですが、知識量は大人顔負け。スタンド能力は「物体の幽霊」を操るバーニング・ダウン・ザ・ハウス。
エンポリオはこんなキャラ！
スタンド能力のおかげで生まれたときから刑務所で人知れず生きてきており、あらゆる物体の幽霊を扱えたため、本の幽霊を使い大人顔負けの知識を手に入れているので考え方は非常に大人びていますが、年相応の少年らしい部分も残っています。役回りは徐倫たちのサポートでほとんど戦闘には参加しませんが、最後の最後に大きな役割を果たすキャラです。
登場人物その④ フー・ファイターズ
ホワイトスネイク（プッチ神父）にディスクを与えられ、知性を獲得したプランクトン。ミジンコのような微生物の集合体が本体。トラクターに隠されたディスクを守ることが使命であり存在理由でしたが、徐倫たちとの戦いに破れるものの、フー・ファイターズの行動理念を理解した徐倫によって情けをかけられ、以後は女囚エートロの死体を利用し徐倫らに協力します。自身がスタンド能力そのもので、姿形を変えたりナノマシンの要領で治療を行ったりといろいろできる能力。ただプランクトンの集合体なので生きていくためには水分が必須。
フー・ファイターズはこんなキャラ！
当初は徐倫の敵として登場するも、後に味方となります。当初の性格はまっすぐ自分の使命だけを全うするような性格でしたが、エートロの身体を利用してからは若干そっちに引っ張られている（あるいはそう演技している）感じがあります。生まれたばかりに等しいため一般常識が少しかけておりトラブルになることも。自分の知性が失われることを一番恐れており、徐倫たちに協力するのも徐倫たちの友達になれた自分の知性を守るためでした。
登場人物その⑤ ウェザー・リポート
エンポリオの仲間の一人で謎多き男性。記憶を奪われており、刑務所収監以前の記憶がなく自分の名前も思い出せないため、スタンド名のウェザー・リポートを名乗っています。本名はウェス・ブルーマリンでその正体はエンリコ・プッチの実の弟。スタンド能力は天候を操る能力で、あらゆる天候を操作できる能力のほかに、ファフロツキーズ現象でヤドクガエルを降らせることも出来る。また、ウェザー・リポートの失われた憎悪の記憶により発現したヘビー・ウェザーはオゾン層に干渉し大規模なサブリミナル映像により虹に触れたものをカタツムリだと思いこませ、身体能力を著しく低下させます。
ウェザー・リポートはこんなキャラ！
記憶を失っているからか無口で冷静沈着。ミステリアスな雰囲気のキャラですが、実力は高く徐倫の兄貴分として活躍します。しかし、記憶を取り戻すと傍若無人な性格が露わになります。その理由は運命の悪戯としか思えない出来事により恋人を失ったから。プッチ神父がウェザーを実の弟と知り、その恋人が実の妹のぺルラだったことから、プッチ神父は苦悩の挙句別れさせ屋に依頼します。しかし、その別れさせ屋が白人至上主義者だったことから黒人の血を引いていると思われたウェザーは殺されかけ、（実際は生きていた）その姿を見たぺルラは自殺してしまいます。その経験はウェザー自身とプッチ神父に大きく影響を与え、前述のような暴力的な性格へと変貌したのです。
登場人物その⑥ ナルシソ・アナスイ
殺人の罪で収容されている男性。分解癖があり、あらゆるものを分解せずにはいられない特殊な性癖の持ち主。恋人と浮気相手を分解してしまったことで逮捕されます。エンポリオの仲間の一人でしたが、どんな経緯があったのかは不明。エンポリオからも他人のために何かをするような男ではないと言われ、異常性が際立つキャラクターでしたが、徐倫に好意を持ち、徐倫と結婚するために協力します。スタンドは物体の内部に入り込み、分解、または組み換えを行うことが出来る『ダイバー・ダウン』。
アナスイはこんなキャラ！
当初は分解癖のある異常者のような設定でしたが、徐倫に恋をした結果からなのか、作者の都合なのか、当初の異常性やミステリアスな雰囲気はどこへやら、情に厚く、よく喋るお調子者のキャラクターに変わりました。本来は徐倫以外に興味のない設定でしたが、結果だけを見れば仲間思いでかなりまともなキャラクターになっています。
登場人物その⑦ 空条 承太郎
徐倫の父親で第3部の主人公。4部、5部にも登場したジョジョの顔的存在。妻とは離婚し、徐倫からは家庭を顧みない父親だと思われていましたが、それらはすべて自分の因縁に家族を巻き込まないためでした。物語の序盤で記憶とスタンドを奪われ昏睡状態となります。スタンド能力は時を止めるスタンド『スタープラチナ』。
空条承太郎はこんなキャラ！
前作主人公にして、最強のスタンド使いのはずでしたが、第6部では序盤に退場し、最終話近くまで登場しません。6部ではいいところがあまりないですが、早い段階で退場しないと一人ですべてを解決してしまう可能性が高いので仕方がないのかも。娘の徐倫を盾にされると非常に弱い。
【ジョジョの奇妙な冒険】ストーンオーシャン 6部 登場人物紹介まとめ
第6部の主要な登場人物をまとめてみました！第6部はどのキャラクターが欠けても成り立たない作品になっており、それぞれのキャラに大きな見せ場があります。中には脱落してしまうキャラクターもいますが、というか最終的に脱落するキャラばっかりですがストーリーの締め括りはシリーズ随一のカタルシスがある作品なので、ぜひ見てほしい作品です！
