「本好きの下剋上」の主人公マイン。体の弱い少女として異世界へ転生した本須麗乃は前世の色んな知識を生かし本づくりを目指すのですが、この世界はこれまで生活してきた世界とは違いとにかく全ての文明が遅れていました。文字も違えば数字も違う……それでもその世界で色んな物を作ったり様々な人間と出会ったりしてマインは成長していく事に。今回はそんな主人公マインについて紹介していきます。
目次
マインに転生する前はどんな人物だった？
アニメで主人公として登場するマインですがその前世はどのような人物だったかというと、本名は本須麗乃（もとすうらの）。前世も性格はマインと同じでとにかく本が大好きで本を読むのが生きがい。どれくらい好きかというと死ぬときは本に埋もれて死にたいと思っていたほどでした。そしてその夢は不幸な形で実現してしまいます。大学を卒業して図書館の司書勤務が決まっていた麗乃だったのですが、ある日地震が起き自室に積み上げていた本が倒壊……麗乃はその崩れた本の下敷きになり命を落としてしまいました。そしてその後本編へつながりマインとして転生する事になります。
転生したマインは病弱な5歳児
ある日突然死んでしまったと思ったら、これまた突然少女として転生してしまった麗乃。目を覚ますと知らない部屋で寝ており知らない女性と出会います。しかしこの異世界では前世の世界と言葉が違い何を言っているのかサッパリ分かりません。すると突然マインの頭にこの世界の記憶が蘇り、言葉やその女性が母親であると事も理解します。そしてマイン本人はとにかく体が虚弱。5歳なのですが出かける際は母のエーファおんぶされ、少し階段を下りるだけで息切れ。家から外に出た頃には力尽きて動けなくなるほどです。さらに少しでも無理して動き回ると数日熱を出して寝込んでしまうのでした。
マインの中身は大人なのに恋愛経験は無し？
マインが最初に倒れてしまった日、マインはラルフにおんぶされて門まで行くことになります。その際は何のリアクションも無く男の子におんぶされ、ラルフとトゥーリの初々しいやり取りを見てにやけていたのですが……同い年で5歳のラルフに髪の匂いが良いと褒められたり髪を結ったら顔がよく見えて可愛くなったと褒められたりすると耳まで真っ赤にして照れてしまいます。この時マインは「良い歳してそんな事された経験無いから対処に困る！」と妄想の世界で転げまわっていました。
前世は趣味が沢山あったので知識が豊富なマイン
マイン最大の武器はその知識量！前世では本に没頭するあまり母親から他の事にも興味を持つようにと色んな趣味を体験させられており、その知識は転生した後のマインでも生かされています。マインのやる事や作る物はこの世界の人たちにとっては不思議で画期的な物ばかり。髪を留めるかんざし作りを始め、裁縫や料理も得意だったのでこの世界に無い調理方法やメニュー・商品を披露して周りを驚かせます。さらに本で得た膨大な知識で古代文明にも詳しい様子……（その知識で紙作りにトライしましたが失敗）またこの世界では「箸」を使う風習も無く、器用に箸を使う姿を見たルッツに不審がられる事もありました。
マインの正体を知っているのはルッツだけ
異世界転生もののお約束？ではありませんが、よくある異世界転生ものと同様にマインも自身の正体については秘密にしています。作中では5歳児の少女マインとして過ごしており、周りの流れに合わせて生活していました。とはいえ奇抜なアイディアや技術など多くの人間から「普通の子供じゃない」と思われているのですが……そんな中アニメ第一期でマインの正体を知っているのが常に行動を共にしていたルッツでした。ルッツはマインの中身が別人だと突き詰めマインも自身に起きた事の全てを告白します。結局アニメ第一話でマインが正体を明かしたのはこの一度だけ。ルッツもこの事は誰にも言わず2人だけの秘密となっていました。
本の為になら手段を択ばないマイン
本づくりをするために商人見習いとして働いていたマイン。紙作りにも成功して順風満帆だったのですが、洗礼式の際に神殿へ行って本棚に本が並んでいるのを見て目の色を変えます。「神殿の巫女になれば本が読める」そう思ったマインはすぐさま商人から巫女になりたいと考えます。巫女になりたい事を伝えると神殿長に「それ相応の寄付が必要」と言われた際にはこの世界の最高硬貨である大金貨を提示しました。（大金貨1枚は神殿長や巫女が驚愕する額）これはマインが出せる最大の金額であり、全財産を投げ売ってでも巫女になって本を読みたいという気持ちが表れています。
マインの身体を蝕む「身食い」
マインは生まれつき病弱だと家族や友人からから知られていましたが、その症状は病気によるものでは無く「身食い」によるものでした。身食いとは平民の中から稀に生まれる貴族並みの強い魔力を持った平民の事を指します。その魔力が膨大過ぎて許容量を超えた時に突如倒れたりしてしまい、平民がこの「身食い」になると7歳までにほぼ100％死ぬとされています。この身食いから助かる方法1つ。貴族の愛妾などになり魔術具で溢れる魔力を減らす事です。貴族の愛妾にならなくても魔術具さえあれば対処は可能ですが、魔術具自体が貴重で平民では買えない程高価なアイテムになっています。
マインの内に眠る危険で膨大な魔力
平民でありながら体内に膨大な魔力を見に宿すマインの力は暴走すると近寄っただけで貴族を殺してしまうほどの威力を発揮します。両親を殺されそうになった時は怒りが頂点に達し、神官長の説得により寸前で思いとどまりましたが神殿長を何のためらいもなく殺そうとしていました。その魔力量は後に神官長から「なぜ君は生きている」と問いかけられるほどのものです。（平民の子供では耐えられる様な魔力ではなかったため）
物語の主人公マインまとめ
ここまで物語の主人公マインについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか？いろいろな物を作る事に関しては天才的な能力を発揮するマインですが、その反面「身食い」により身体が異常に病弱だったり暴走すると何をしでかすか分からない危うさも持ち合わせています。アニメ第2期では神殿での生活がメインになると思いますが、色んな意味で今後のマインの成長に注目です。
