【転生したらスライムだった件】リムル＝テンペストのユニークスキル「大賢者」を解説考察

更新日：2019-02-02

今や大ヒットとなった「転生したらスライムだった件」。主人公で元サラリーマン三上悟が、異世界へと転生されスライムとなって、様々な種族との争いと講和を描きつつ、人間とモンスターの共存と戦争もふんだんに盛り込まれた魅力溢れる作品。今回は、そんな主人公スライムの相棒？とも言えるユニークスキル「大賢者」について解説、考察させていただきます。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」が手に入った理由
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と暴風竜ヴェルドラ
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」はオート可能
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と「世界の言葉」
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と「変質者」
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」からアルティメットスキル「智慧之王」へ
【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」最後に

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」が手に入った理由

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
大手企業のサラリーマンであった三上悟は、物語の冒頭に刺殺されてしまいます。その際に、自分が37歳まで童貞であった事もあり、死にゆく際に40まで童貞であったら賢者になれていたかも知れないと思う事で、エクストラスキル「賢者」を得ます。そして、もっと粘れば「大賢者」も夢じゃなかったかも知れない。とも思い、エクストラスキル「賢者」はユニークスキル「大賢者」へと進化します。転生者にはこの世界にやって来る際に望んだ能力を得られると暴風竜ヴェルドラが教えてくれました。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と暴風竜ヴェルドラ

魔力感知

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
当初、ただのスライムである主人公は周りが見えません。そんな折、暴風竜ヴェルドラが話しかけてきます。その時は、発声もできないために念話でやりとりが行われるのですが、姿が見えない事には始まらないと、「魔力感知」のスキルのことを教えてくれます。そこでエクストラスキル「魔力感知」を獲得し、見ることも聞くことも可能になるのですが、魔力を感知する膨大な情報量を管理するために、「大賢者」と同期させます。これにより一気に周りの景色を把握する事が可能になります。これは目で見たものとは違い、視野も格段に広いことを、後々人型になったリムルが目で見た際に呟いています。

無限牢獄

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
暴風竜ヴェルドラは勇者の「絶対切断」と「無限牢獄」により封印されてしまい、動く事ができなくなります。「無限牢獄」は物理ダメージによる破壊が不可能なため、「捕食者」により捕食し、「大賢者」により「無限牢獄」を解析してヴェルドラの封印を解く事を提案し、ヴェルドラもそれにうなずきます。この「無限牢獄」が解析されたのは、リムルが真なる魔王に進化した事がきっかけです。リムルと出会った1年後くらいですね。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」はオート可能

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
豚頭魔王ゲルドとの戦いにおいて、当時魔素量の割にはそれを扱う技術はまだ途上であったリムルは、「大賢者」の自動戦闘状態へと切り替えます。これは、自我はあるのですが、行動や魔力制御等を全て「大賢者」により正確に攻撃を行う事が可能です。しかし、基本的に確率論で動くために、極小確率で切り捨てた可能性が出てきた際には、通用しなくなります。ゲルドとの戦いも残念ながら、炎熱耐性を得られたことにより、「大賢者」の自動戦闘状態にて戦いに勝つことはできませんでした。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と「世界の言葉」

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
「大賢者」は世界の改変を伝える「世界の言葉」の機能を一部流用して言葉を話しています。スキルを獲得したり進化したりするとき聞こえる言葉が「世界の言葉」ですね。それをリムルの疑問に答えるために自己改造したのが「大賢者」なのです。この「大賢者」は自己改造の過程で、もしかしたら自我が芽生え始めているのかもしれませんね。ゲルドとの戦いでも、「大賢者」はリムルに呆れる場面もありましたし。まだまだわかっていないことだらけですが。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」と「変質者」

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
シズエ・イザワを捕食したことにより得た、ユニークスキル「変質者」の能力は、統合と分離であり、この能力で精霊イフリートとシズは一つの存在へと「変質」（同化）させていました。このスキル、実は「大賢者」からするとかなり有用であり、一気にスキルの統合が行われます。リムルの持つ各種耐性と「範囲結界」をリンクすることにより常時「多重結界」を発動可能になったのものこの「変質者」の統合の力でした。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」からアルティメットスキル「智慧之王」へ

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
シオンが殺されたことにより魔王になる決意を固めたリムル。この時にテンペストを襲った兵士を生贄として捧げます。魔王になるための生贄の数は1万以上必要です。無事（？）真なる魔王になったリムルはシオンを蘇生させます。その時、ユニークスキル「大賢者」はアルティメットスキル「智慧之王」へと進化します。その後、「未来攻撃予測」もできるようになるのですが、「智慧之王」はリムルが教えるという単語から、シエルと名付け、神智核シエルが出来上がります。これにより「世界の言葉」すらも隠蔽する事が可能になります。

七つの美徳と七つの大罪

真なる魔王になった時、「智慧之王」と「暴食之王」という二つのアルティメットスキルを得るのですが、これは「智慧之王」は七つの美徳の一つで「暴食之王」は七つの大罪の一つですね。他のキャラクターが残りの美徳と大罪を持っていますので、これを知っていながら物語を見ていくのも面白いかもしれません。

【転生したらスライムだった件】ユニークスキル「大賢者」最後に

出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
転生する際に得たこのスキルは、ガイドやサポートの役割をしてくれています。ただ、決断というのは自分でしないといけないようですね。ただ、このスキルは徐々にチートっぷりが増していきます。最終的にはリムルは唯一絶対神にでもなるんじゃないかなってくらいですね。今後どのようになっていくか、楽しみですね。