今年2024年に待望のアニメ最新シリーズが放送されることとなった、本作『魔法科高校の劣等生』ですが、 発作は一部のアニメファンからは「おもしろくない」という評価がされている作品となっています。もちろん、それだけ本作の知名度があり、多くの人が視聴しているからこそ、本作が肌に合わないと感じるファンの方も多いということではあると思うのですが、本作に対するマイナスな評価を深掘って見る中で、逆に本作の特徴や面白いところを発見できるのではないでしょうか?自分の好きな作品のマイナス評価は耳に入れたくないと思うかもしれませんが、自分が面白いと感じている作品のマイナス評価にあえて目を向けてみることで、さらにその作品について深く知れる事は間違いないと思います。そこで、今回は本作『魔法科高校の劣等生』におけるマイナスな評価に注目をし、本作の特徴などを深掘りしていきたいと思います。最後になりますが、この記事はあくまでも本作のマイナス評価を取り上げる中で、本作がどのように面白いのかという点を紹介していく記事となっておりますので、 本作が好きな方に向けた記事になっています。その点はご了承ください。
なろう系作品って苦手な人が多いよね、、
まずは本作のマイナスの評価が散見される理由として考えられるのが、本作がなろう系作品であるという点です。なろう系作品はもともとアマチュア作家が投稿した作品であるため、 アニメファンから批評の対象になりやすく、アンチも生まれやすい作品となっているのです。 実際、本作以外のなろう系作品も比較的アンチが多い事が特徴として挙げられます。
アマチュア作品が多いからこそ
このように本作のマイナス意見が多いのは、本作がアマチュア作品であるからという側面も指摘できると思います。ある意味で自分のオリジナル作品を多くの人に見てもらいたいというのは、どのオタクであっても持っている願望とも言えるものですので、このような作品は興行的に成功しているという頃から妬みやひがみを受けやすい傾向にあると言えるでしょう。
オタク文化の深淵
そして何よりもこれらのなろう系作品というのは、オタク文化に詳しい人たちが主に楽しむものですので、作品のストーリーや登場キャラクターがかなりマニアックなオタク向けに設定されていることが多いのも特徴です。それ故に、あまり熱心なアニメオタクでないけど、なんとなくアニメを視聴しているという形からしてみれば、かなり濃い口の作品と感じてしまうこともあるのです。
対立の生まれやすい話題
このように、本作を始めとしたなろう系作品というのは、ある意味で対立が生まれやすい作品であるとも言え、何かと議論の対象として取り上げることも多いのです。なろう系作品 について深掘りをし周りの評価をチェックしようとした際は、これらの特性を踏まえてマイナスよりなイメージが散見されやすいという傾向を理解しておくようにしましょう。
典型的ななろう系作品である本作
このように、なろう系作品は、基本的にマイナスな評価を受けやすい傾向にあるわけですが、本作はこれらのなろう系作品の中でも特になろう系らしい作品となっているといえます。ある意味で、なろう系作品の王道ともいえる作品であるからこそ、なろう系作品が嫌いなファンから辛口の評価を受けてしまいがちなのです。
なろう系作品の黄金期を支える
特に本作は、なろう系作品の黄金期ともいえる時代に連載が開始された作品となっています。ある意味で、時代の先駆者として、なろう系らしい作品を生み出した側の作品であるともいえますので、結果的になろう系作品の典型例のような展開の作品となっているのです。そのため、本作の批判としてよくある「なろう系作品の典型的なストーリー進行ばかりで新鮮味に欠ける」というマイナス評価は、本作が連載され始めた時期を考えても当てはまらないものであるといえます。
好き嫌いは別れるかも
ただ、本作がいわゆる典型的ななろう系作品の展開に準拠している事は紛れもない事実です、そのため、本作の評価がある程度別れてしまうのは仕方ないことだと思います。逆にはっきりとなろう系作品として振り切っている作品であるからこそのメリットを引き出すことに成功している作品であるともいえます。
なろう系作品を知りたい人にもおすすめ
このように本作は王道のなろう系作品であるからこそ、なろう系作品がどのような作品なのか知りたいと思っているファンの方にはお勧めの作品となっています。もちろん、なろう系作品ならではの味の濃さが気になる方もいらっしゃると思いますが、ラーメンでも家系ラーメンや二郎系ラーメンなど様々なジャンルのラーメンを楽しむように、なろう系作品も「これはなろう系作品という1つのジャンルなんだ」という気持ちで楽しんでみると、細かい事も気になることなく楽しむことができると思います。
本作の特徴
では、なろう系作品の典型的な展開を描いた作品と言われている本作は、どのような特徴のある作品となっているのでしょうか?ここからはなろう系作品としての本作の特徴について簡単にまとめていきたいと思います。本作の特徴をチェックしたときに面白そうだなと感じたファンの方は本作を充分楽しめると思いますので、本作を楽しむかどうか迷われている方もチェックしてくださいね。
主人公ラブなヒロインが多数登場!!
本作の特徴としてかなり評価が分かれるポイントでもあるといえるのが、主人公ラブなヒロインが多数登場する点です。これはなろう系作品であればよくある設定ですよね。主人公が超絶イケメンということもあり、彼といい感じになる女性キャラクターが数多く登場するのですが、この辺の女性キャラの軽さがある意味で苦手だという方も多いようです。
厨二心を刺激する設定
そして何よりも本作には厨二心を刺激する設定が数多く登場します。世界のありとあらゆる情報を知っている謎の存在七賢人や数々の強力な魔法師を排出し、しのぎを削りあっている氏族である十師族など、誰もが中学生の時には1度は考えたことがあるような厨二心をくすぐる設定が数多く登場することも特徴であると言えるでしょう。このように、本作は厨二心がくすぐられる展開を楽しめるというファンの方にとっては夢のような作品ですが、そのような展開をあまり楽しめないと言うファンの方には、少々きつい作品となるかもしれません。
俺TUEEE!!!系作品
また、本作は俺TUEEE!!!系作品の代表作とも言われるような作品であり、主人公である達也が作中でも屈指の実力を有していることとなります。そのため、基本的に主人公が登場したら危なげもなく勝敗が決してしまうので、やや緊張感に欠ける展開になってしまうというデメリットもあります。このような設定を気にしないというファンの方は多いと思いますが、時に手に汗握る展開を楽しみたいという方にはあまり楽しめない作品となっているかもしれません。
本作が苦手だったという声も
このような特徴を踏まえて本作が苦手だったという声をあげるアニメファンの方は数多くいらっしゃいます。もちろん本作のことが嫌いだと感じたファンの方以外に本作を充分楽しむことができたというファンの方が、その何倍以上もいる事は間違いないのですが、それでもある程度人を選んでしまう作品であるという事は事実だといえます。
女性ファンからは賛否が分かれる
特に本作は女性ファンからかなり評価の分かれる作品となっています。男性ファンの需要を満たす設定が数多く描かれているからこそ、女性ファンからしてみればどこが楽しいのかわからない作品となってしまっているのです。ある意味で男性が好きな厨二心をくすぐられる設定やハーレム展開を寛容に受け入れられるような女性でなければ、本作を楽しむ事は難しいかもしれません。
冷めた目でみてしまったという声も
また、男性もアニメファンの中でも比較的年齢が高くなると、本作を冷めた目でみてしまったという意見が多い傾向もあります。他にも特に多かったのが「中学生の時は楽しく見れていたけれど、大人になるにつれて続編を楽しめなくなってしまった」という意見で男性であっても、ある程度の分かれる作品であることは間違いありません。
良くも悪くも槍玉に上がりやすい作品
このように本作はそもそも人を選ぶ作品であるため、あらゆる議論の場において槍玉に上がりやすい作品であるといえるでしょう。インターネット掲示板などではなろう系作品を小馬鹿にする論調などもあり、そのような議論の中でその典型例として、本作が挙げられることがあるのです。本作が純粋に好きなファンからしてみれば、たまったものではないと思うのですが、世の中には自分の意見を主張したいがために他人の好きな作品を貶してしまう残念なアニメファンもいるのです。
なろう系作品ならではの面白さ
ただ、筆者としては、別に自分の好きなアニメ作品にアンチが多くてもいいと思っています。本作はなろう作品だからこそ楽しめない方が多いことも事実ですが、逆になろう系作品として尖っている設定だからこそ、通常の作品よりも楽しめる感が多くいると考えられるからです。ここからはそんな本作のなろう系作品だからこその面白さについて紹介していきたいと思います。
人を選ぶからこそ描ける面白さ
まずは何よりも本作の設定は厨二心をくすぐる設定やハーレム展開など、かなり人を選ぶ設定が展開されていますが、だからこそ、それらの設定が好きなファンの方からしてみれば非常に楽しめる作品となっていますし、中途半端に本作を楽しむファンが少ないが故に、本作を見ている方はみんな本作のことが好きな方が多いというメリットもあります。
思春期の男子の心を鷲掴み
何よりもこれらの設定は、とことん思春期の男性アニメファンに刺さるんですよね。女性や大人からしてみれば痛々しいと感じる設定を必要としている時期が我々男子にはあるのです。このような妄想的な作品をとことん楽しんだからこそ、大人の男性アニメファンは落ち着いた作品を楽しめるようになるともいえますので、ある意味で本作のような尖った作品は、我々男子の健全な成長に必須なジャンルであると言えるでしょう。
疲れた時にもフラットに楽しめる
そして何よりも、これは筆者が最近感じている事なのですが、このような典型的ななろう系作品は、大人になった後も疲れたときに楽しめる作品となっているのです。大人だからこそ、頭を使う設定や控えめな演出の作品を楽しみたい時もありますが、仕事などで疲れてしまってリラックスした気持ちでアニメーション作品を楽しみたいという時、昔自分が楽しんだ厨二心あふれるアニメーション作品を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。
なろう系作品を楽しもう
このように、様々な賛否がありながらも、なろう系作品は注目するに値するメリットが数多くあるジャンルとなっています。本作以外にもなろう系作品ならではの特徴を併せ持った作品は数多くありますので、ぜひともこれらのなろう系作品全体を楽しんでみてくださいね。
圧倒的な量で好きな作品を探せる
何よりもなろう系作品のもう一つの特徴と言えるのが、その圧倒的な量です。似通った作品が多いとも言われがちななろう系作品ですが、それはひっくり返せば似通った作品が多く登場するほど掲載されている数が多いという事でもありますので、自分にとってお気に入りの設定の作品が見つかりやすいと言うメリットもあります。
好きな絵師を探そう
また、なろう系作品を始めとしたライトノベル作品は表紙などで描かれているイラストも注目すべき点であるといえます。作家だけでなく、そのイラストを描いている絵師さんの中にも、自らのお気に入りがいるという方は多く、イラストを楽しむという点でも楽しめるのがこれらの作品の特徴であると言えます。
テンプレがあるからこその面白さ
このように、似通った作品の多いとも言われるなら大きい作品ですが、逆に言えばテンプレがあるからこそ、それらのテンプレをどのように外すのか工夫の余地が生まれたり、ある意味で安定したいつも通りの展開がいつまでもを楽しむことができるという強みがあるのも事実です。多少アンチの多いジャンルではありますが、アンチが多いという事は、その作品を目にした人が多く、それなりに面白い作品であるということの裏返しでもあると思いますので、アンチの声に気にせずなろう系作品を楽しんでみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作『魔法科高校の劣等生』に対するマイナスな意見を深掘りしながら、本作の良いところや注目すべき点を紹介していきました。もちろんアニメーション作品が人を選ぶという事は当たり前のことですし、いちいち気にしていてはしょうがないと思うのですが、ある意味で、これらのマイナスな意見を逆に解釈することで、その作品の面白い点を発見できるということをご理解いただきたく、今回はあえて本作のマイナスイメージを紹介させていただきました。今回はこのように紹介しましたが、一般的には本作はどのような方でも楽しめるような面白い作品となっていますので、今回の記事を通して本作に興味を持ったというファンの方は本作を気軽にチェックしてみてくださいね。