<
本作の主人公である虎杖悠仁は、杉沢第三高校の一年で運動神経抜群の少しヤンチャないたって普通の高校生でした。虎杖は入院している爺ちゃんの見舞いがあるため、夕方5時には学校を出るようにしています。そのため、運動部には所属しておらず、自由に行動できるオカルト研究部に入部していました。いつものように爺ちゃんのお見舞いに言った虎杖ですが、「オマエは大勢に囲まれて死ね。俺みたいになるなよ」という言葉を最後に爺ちゃんは亡くなってしまいます。この言葉は後に、虎杖の行動・判断の基準となり、虎杖曰く、ある種呪いのようなものだそうです。爺ちゃんの死後、病院で手続きを済ませた虎杖は、呪いを捜索している伏黒恵という呪術師に出会います。虎杖が偶然拾ったお札の付いた箱は呪いを払う魔除けのようなもので、それと同時にとても危険な呪いそのものだったのです。素直に箱を渡す虎杖でしたが、箱の中身は空っぽ・・・。箱に興味を持っていたオカ研の先輩が中身を取り出し、お札を剥がそうとしていたのでした。危険を感じた伏黒は急いで先輩のいる学校へ、それに付いていく虎杖。学校へ着くとすでにお札は剥がされ、呪いが満ち溢れていました。呪力には呪力で対抗するしかない。呪力を自身に取り入れることで呪力を得ることが出来ると聞いた虎杖は、魔除けであった呪い「両面宿儺」を食べてしまいます。普通の呪いを食べるだけでも死に至るのですが、この呪いは特級呪物と言われる呪いの中でも最上級の呪い。虎杖の死を悟った伏黒でしたが、虎杖は呪いに飲まれることなく自我を保っていたのです。先輩を救出した二人でしたが、呪いを食べた虎杖は呪いと認定されてしまい死刑を宣告されることになります。
呪術師として呪いと戦うことになる虎杖悠仁
特級呪物「両面宿儺」への耐性を見せた虎杖に興味を持った五条悟は、虎杖にすべての宿儺を取り込むことを提案します。呪いの被害を減らせるのならと虎杖は呪術師として戦っていくことを決意するのでした。呪術師として戦っていくため、東京都立呪術高等専門学校（呪術高専）に編入することになった虎杖は、ここで修業しながら呪いと戦い、宿儺を探していくことになります。
紅一点、釘崎野薔薇
呪術高専に編入した虎杖ですが、もう一人新入生がいると聞き迎えに行くことに。そこには超ド田舎から出てきたという釘崎野薔薇がいました。野薔薇は勝気な性格で肝が据わっており、呪霊について無知な虎杖をバカにしています。五条から東京観光と聞き、田舎から出てきた虎杖、野薔薇の二人は大はしゃぎしますが、向かった先は呪いのいる廃ビル。その目的は虎杖と野薔薇、特に野薔薇の実力を見ることでした。五条曰く、呪霊を狩るには多少イカレてないと挫折することになるそうで、今回は野薔薇のイカレ具合を見るためにこの実地試験を行いました。ピンチにもなりましたが、虎杖と野薔薇は協力し、無事この試験を乗り越えます。五条は野薔薇はちゃんとイカレてたと言っていました。
突如訪れた絶体絶命！！
受刑在院者第二宿舎（少年院）で呪胎が確認され、生存者の確認と救出の任務に当たることになった虎杖たち3人。呪胎が変態を遂げた場合は特級に相当する強さとなるため、戦うことは避けるように強く言われ中に入っていきます。中には生存者はおらず、3人の前に突然特級呪霊が現れます。一瞬の間に野薔薇は別の場所に移され、虎杖は左腕を切断されます。対抗手段のない虎杖は、伏黒に野薔薇を連れて逃げるように言います。宿儺を呼び出して戦おうとしていたのです。ボロボロになりながらも伏黒の合図を待つ虎杖。そこに玉犬の鳴き声が響き渡ります。伏黒の合図を聞いた虎杖は宿儺に体を譲るのでした。
第２巻 呪胎戴天
虎杖と入れ替わった宿儺は、どうすれば虎杖が困るかを考え、特級呪霊の味方をしようとします・・・が、知能の低い呪霊は宿儺に襲い掛かります。襲い来る呪霊を圧倒的な戦闘力で蹴散らし格の違いを見せつける宿儺。呪霊から自分の指を回収した宿儺は伏黒の前に現れます。なんの縛りもなく宿儺を使った代償として入れ替わりに手こずっている虎杖。それを良いことに宿儺は虎杖の心臓をもぎ取り人質とします。さらに指を喰らい呪力を増強した宿儺は伏黒を殺しにかかります。宿儺は伏黒の戦闘能力を評価していますが、やはり現状では宿儺の方が格上です。伏黒は自分の身を犠牲に奥の手を使おうとしますが、その時、虎杖は死ぬのを分かった上で戻ってきました。
死からの生還、そして修業
死んだと思われた虎杖でしたが、宿儺の生得領域の中で生きていました。宿儺と2つの誓約を交わすことで生き返った虎杖でしたが、すぐにみんなの元に帰らずに五条の元で修業することになります。呪力のコントロールと呪術に関する最低限の知識を学ぶ虎杖は、五条に修業をつけてもらえることに喜んでいます。しかし、呪術は先天的な才能が8割とされているため、虎杖は呪術が使えません。そこで五条は虎杖の体術に呪力を上乗せして戦う戦闘スタイルを教えます。ちなみに五条は虎杖の体にはそのうち宿儺の術式が刻まれると考えています。
この男、やはり強かった！
呪霊と術師との戦争に勝利するために、五条を倒し、宿儺を宿す虎杖を仲間に入れたい夏油と呪霊たち。未登録の特級呪霊である漏瑚は夏油の忠告を無視して単身で五条を襲います。宿儺の指8～9本分の実力を持つ漏瑚ですが、あっさりと返り討ちに合います。余裕のある五条は、虎杖を連れてきて見学させるのでした。
第３巻 幼魚と逆罰
呪術高専とその姉妹校である京都校。二校による交流会を前に京都校が東京校に乗り込んできます。実力を試しに来た京都校の東堂は伏黒に喧嘩を売り、真希の妹である真衣は野薔薇に喧嘩を売ります。実力差がある戦いで京都校が一方的に攻める展開でしたが、狗巻とパンダが仲裁に入り事態を収拾しました。東堂は乙骨にも出場するように伝えろと言い残し、京都校は帰っていくのでした。
虎杖と七海
映画館で起きた事件の捜査で七海と同行することになった虎杖。呪術師からサラリーマンを経験して再び呪術師に戻ってきたという変わった経歴を持つ七海は、五条が信頼している後輩で、七海も五条のことを信頼しています。尊敬はしていないそうです（笑）七海は上のやり口は嫌いですが、規定には従うというしっかりとした人間で、虎杖のことも術師として認めていません。しかし、嫌いということではなく、自分で証明しろと言います。七海は戦闘のこともですが、人としての在り方を虎杖に教えてくれます。最初はぎこちないコンビですが、徐々に互いを認め合い、時間が経つにつれ良い関係になっていきます。
魂に触れ肉体を変形させる呪霊、真人
映画館での犯人に目星を付けた七海は、罠と分かっていながらも単身で犯人のもとへ乗り込みます。そこに待っていたのは未登録の特級呪霊真人でした。真人は魂に触れその形を変形させる「無為転変」という術式を使います。普段は時間による制限を掛けている七海ですが、自分の術式と相性が悪いと判断した七海は、制限を解除（七海曰く時間外労働）し、術式の開示まで行います。
破壊した対象に呪力を篭める拡張術式「瓦落瓦落」による相打ち覚悟の広範囲攻撃を繰り出した七海は、真人の隙を突き術式によって作り出した弱点を攻撃します。真人が倒れたところで七海は退きました。
真人に誘惑される順平
事件があった映画館には、吉野順平という少年がいたという報告がありました。順平が事件と関係があるかどうかを調査する虎杖。ひょんなことから虎杖と順平は意気投合し、順平の家でご飯を食べることになります。虎杖が呪術師であることを知った順平ですが、虎杖の人間味に惹かれ、自分も人は殺せないと思います。しかし、母親が呪い殺されてしまったことから、順平は暴走し、自分を虐めてきた生徒を呪っていきます。それを止めに入る虎杖の声は順平に届くのだろうか・・・。
第４巻 殺してやる
真人により変形させられた順平と戦うことになった虎杖。宿儺に助けを求めるが、宿儺は断り真人と共に虎杖を嘲笑します。修業を積んだ虎杖は宿儺の力を借りずとも真人に天敵と言わせます。しかし、実力上の真人にはあと一歩及ばず、苦戦を強いられる中、七海が助けに現れるのでした。協力した二人は真人を追い詰めますが、領域展開「自閉円頓裹」により七海は真人の領域に閉じ込められてしまいます。そこに虎杖は侵入し、虎杖が侵入したことで真人は宿儺の魂に再び触れてしまい、一瞬で宿儺に倒されてしまいました。
仲間との再会
五条が計画していた虎杖のサプライズ登場は、京都校との交流会でいきなり現れるというプランでした。東京校、京都校が顔合わせをしているところに五条は東京校へのお土産として虎杖を投入します。ノリノリの虎杖、五条とは打って変わってシラケる東京校のメンバー・・・（笑）こうして東京校、京都校の交流会がスタートしました。
第５巻 京都姉妹校交流会
交流会は競い合いの中で、仲間を知り、己を知るためのものですが、京都校は学長の命により虎杖の命を狙ってきます。そんな指示とは無関係に動く東堂は虎杖とタイマンを望み、戦いの中で虎杖に稽古を付けます。伏黒ＶＳ加茂、野薔薇ＶＳ西宮、真希ＶＳ真衣、パンダＶＳメカ丸、狗巻ＶＳ三輪。呪霊を倒しながらも虎杖を死守する東京校と、何としても虎杖を仕留めようとする京都校の戦いが始まるのでした。
第６巻 黒閃
各々が戦っている最中に突如として現れた巨大な呪霊。夏油一派の特級呪霊花御でした。夏油は花御以外も呪霊を送り込んでいたため、交流会は一時中止、総力戦で呪霊に挑む呪術高専。虎杖・東堂コンビが花御を善戦している中、五条は花御以外の呪霊を倒し、複合術式である虚式「茈」を放ち花御を撤退させました。夏油一派の突然の強襲。彼らの狙いは一体何だったのか？
遂に体得した「黒閃」
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みで、その瞬間、呪力は黒く光ります。「黒閃」の威力は平均で通常の2.5乗。威力が2.5乗なのは、倍よりもインパクトのある表現を求めた結果だそうです。1の2乗は1なので呪力の最低値は2からと作者は言っております（笑）虎杖・東堂は花御と戦っている伏黒・真希の元へ駆け付けますが、東堂は虎杖が「黒閃」を完成させるまで手は出さないと言います。怒りや雑念で「黒閃」が出せない虎杖に平手打ちで喝を入れる東堂。これにより雑念が消え、戦闘中にも関わらず涎を垂らすほど集中した虎杖は、遂に「黒閃」を習得するのでした。
第７巻 起首雷同
夏油一派の強襲。その狙いは呪術高専に保管されている宿儺の指6本と呪胎九相図1番～3番を騒動の混乱に乗じて持ち出すことでした。呪霊を追い返した呪術高専だが、特級呪物を奪われ、人的被害も出ているため、手放しで喜べる状態ではありませんでした。それでも生徒たちが無事だったのが何よりでした。こんな騒動となり交流会は中止と思われましたが、五条の発案により・・・一同は野球をすることになります（笑）
アニメはどこまで？原作のあらすじを紹介（ネタバレ注意！！）まとめ
いかがだったでしょうか？
アニメは1クール12話となっていることが多く、単行本だと大体5～8巻ぐらいに相当すると思います。7巻途中の交流戦終了までがキリが良いところなのでアニメ1期はここまでなのかなと予想しています。もし余裕があるようでしたら、野球のシーンや、0巻などの内容も取り入れてくれるかもしれませんね！アニメの放送が待ち遠しいですが、その前に原作を読んで復習しておきましょう！！
